小比類巻貴之の若い頃がイケメンって本当?現在はどうしてる?

青森県三沢市出身の男性キックボクサー・小比類巻貴之さん(通称:コヒ)。魔裟斗さんや新田明臣さんなど、あまたの強敵としのぎを削り、日本の総合格闘技の人気を牽引してきました。
ミスター・ストイックという異名がつけられるほどの努力を惜しまない姿勢と、華麗なハイキックは多くのファンから支持されています。巷では小比類巻貴之さんの若い頃が超かっこいいと噂されていますが、真相はどうなのでしょう。現在の活動内容と共に調査しました。
Contents
中学時代に格闘技を開始
幼い頃の小比類巻貴之さんは、俊足の持ち主で、走れば誰よりも早くゴールしていました。運動神経が良かったものの、格闘技に興味なし。転機が訪れたのは中学生の時でした。テレビでボクサーの活躍を見て感動し、1人でトレーニングに熱中するようになったのです。
その後、父親からサンドバッグをプレゼントされ、格闘家の人生が本格的にスタート。地元の空手教室で指導を受けるようになりました。漫画の主人公を彷彿とさせる行動派の少年だったため、同級生に一目置かれていたのではないでしょうか。
極真空手に熱中していた高校時代
小比類巻さんが通っていた地元の空手教室は、門下生が6人ほどの小規模な道場でした。親身になって話を聞いてくれる師範や先輩たちと共に稽古を重ね、自主練習でも肉体を鍛え上げていきました。
その結果、米軍基地内で開催された武術大会で屈強な軍人を次々と倒し、見事優勝。さらに空手道選手権で輝かしい成績を修め、17歳の時には全日本ウェイト制空手道大会で最年少入賞するという快挙を成し遂げました。当時、極真空手ジュニア部門では「北の小比類巻」という異名で呼ばれ、イケメンの片りんを示していたようです。
多彩な足技でファンを魅了
1997年にプロデビュー戦で3ラウンドKO勝ちしてからは、5試合連続でKO勝ち。怒涛の勢いで勝ち星を増やす姿に多くの格闘技ファンが熱狂し、次代を担うスター候補として注目されるようになりました。K-1に参戦して以降は、極真空手で磨いた多彩な足技を使い、類まれな対戦のセンスを発揮。1990年代から2000年代初頭にかけて個性あふれるK-1ファイターが揃っていましたが、その中でも小比類巻さんの存在が際立っていました。
魔裟斗さんのライバルに
小比類巻さんといえば、魔裟斗さんと因縁のライバル関係にあったことでも有名です。「異性にモテたい」と公表しながら抜群のカリスマ性をほこっていた魔裟斗さんに対し、「同性に認められる選手になりたい」と語っていた小比類巻さん。確かに魔裟斗さんのような派手さやファンサービスが控えめだったものの、ひたむきに強くなろうとする心意気は、並々ならぬものがありました。
なんと指導者・黒崎健時を師事していた時は、120キロの重りを背負って歩くなど荒行に果敢に挑戦していたのです。内面の強さは生粋のイケメンである証拠ですね。
小比類巻貴之さんの現在
2024年に47歳の誕生日を迎えた小比類巻貴之さん。若い頃に格闘家として成功した経験と知名度をいかし、さまざまな事業に取り組んでいます。ここからは現在の活動内容をチェックしていきましょう。
地元への恩返し
小比類巻さんは「最も癒される場所は三沢」と語るほど、地元である三沢市が大好き。東日本大震災が発生した時には、積極的に被災地の復興活動に協力していました。また、有名な選手たちを連れて市内で開催されるイベントにも参加しており、地元の活性化に熱心です。2017年に三沢市観光大使に任命された時には、「三沢でチャンピオンを育てて試合を開催したい」と熱弁していました。
小比類巻道場を経営
全国4カ所に支部がある小比類巻道場は、小比類巻さんが開設した完全会員制ジムです。小比類巻さんはリングで戦ってきた経験をいかしてトレーナーを務め、プロデビューを目指す選手からトレーニングに興味がある人まで、さまざまな会員に直接指導しています。
2022年に開始した小比類巻道場オンラインでは、キックボクシングの昇給審査の他、気軽にトレーニングを学べる動画集など、種類豊富にコンテンツを用意。幅広いニーズに対応しています。
格闘技大会をプロデュース
2020年に始まった「EXECUTIVE FIGHT BUSHIDO」は、小比類巻さんが運営している異例の格闘技大会です。経営に求められる闘争心を格闘技に取り組む中で磨いてほしいと思い立ち上げました。参加できる選手は、社長などの重要な役職に就いている人物のみ。家族や社員の思いを背負い、本物のファイターさながら熱戦を繰り広げています。
小比類巻さんはエキシビジョンマッチに真剣勝負と同様の気迫で参戦。全力で身体を張り、格闘技の素晴らしさを発信しています。
まとめ
K-1 WORLD MAX日本代表トーナメントの王者に3度君臨し、最多優勝記録を更新するなど、小比類巻貴之さんの偉業をあげればキリがありません。
若い頃はもちろんのこと、現在も最高にかっこいいです。格闘技界のレジェンドという肩書きにとらわれず、地元の活性化や後進の育成に力を注ぎ、ボランティア活動も怠っていません。今後も多くの人々に勇気と感動を与えるのではないでしょうか。