ジェイソンモロニーは強いのか?戦績や強さ・弱点も分析!
2024年5月6日、WBO世界バンタム級王者のジェイソンモロニー選手!
皆さんは、ジェイソンモロニー選手をご存じでしょうか?
日本人としては、武居由樹選手を応援したいので、ジェイソンモロニー選手は強いのか、戦績や強さ・弱点も気になりますよね。
ジェイソンモロニーって誰?強いの?
私は名前は聞いたことあるけど、戦績やどんな選手なのかまでは知らないな…
僕は強い選手なのは知っているけど、どれくらいの強さで、どこが弱点なのか知りたい!
今回は、そんな疑問にお答えするべく、
- ジェイソンモロニーは強いのか
- ジェイソンモロニーの戦績
- ジェイソンモロニーの強さ・弱点
をご紹介していきます!
Contents
ジェイソンモロニーは強いのか?
#FlashbackFriday
— Tony Tolj 🇭🇲🇭🇷🇲🇰 (@TonyTolj) February 2, 2024
“Ask not what your country can do for you but what you can do for your country"
The fighting pride of Australia 🇦🇺
WBO World Champion Jason "Mayhem" Moloney and Andrew Moloney
📸 Mikey Williams pic.twitter.com/UvZVseELYq
まずは、ジェイソンモロニーのプロフィールから簡単に紹介します。
名前 | ジェイソン・モロニー(ジェイソン・マロニー) |
生年月日 | 1991年1月10日(33歳) |
出身地 | オーストラリア・ビクトリア州ミッチャム |
階級 | バンタム級(53.5kg以下級) |
身長 | 165㎝ |
リーチ | 170㎝ |
スタイル | オーソドックス |
プロ戦績 | 29戦27勝(19KO)2敗 |
獲得タイトル | 第27代WBO世界バンタム級王座 |
強いのかと聞かれれば、結論から言うとジェイソンモロニーは強いです。
モロニー選手は、元WBO世界バンタム級王者です。
現時点で「バンタム級最強の一角」と言っても過言ではないでしょう。
基本に忠実なボクシングスタイルで、攻守ともにバランスが取れており、穴が少ない選手です。
ボクシングIQが高く、戦略性のある老練な試合運びを見せるのが特徴。
無尽蔵のスタミナと折れないメンタルもあり、終盤になってもなかなか失速しません。
アマチュア歴が長かったこともあり、クセのないボクシングスタイルを確立しています。
すべてをそつなくこなせる、弱点らしい弱点が見当たらないバランス型の選手だよ!
ジェイソンモロニーは井上に負けて強くなった?
ジェイソン・モロニー、判定勝ちでWBOバンタム級新王者に👑👏🎉
— Boxing Fan 🇯🇵 (@boxing_fan_jp) May 14, 2023
井上尚弥選手から敗北後、着実にキャリアを重ねての戴冠、嬉しい😂井上拓真選手との統一戦も期待! pic.twitter.com/rOBxu7pRkG
そのジェイソンモロニー選手ですが、井上選手と対戦しています。
その対戦で、井上選手に負けましたが、負けて強くなりました。
2020年10月31日、ボクシングの聖地ラスベガスにて、当時はWBAおよびIBF世界バンタム級王者だった井上尚弥選手と対戦したモロニー選手。
井上選手の人間離れした強打を前に2度のダウンを奪われ、7回KO負けを喫してしまいましたね。
井上選手に完敗を喫したモロニー選手でしたが、ここからモロニー選手は覚醒!
2021年のジェイソン・グリア戦から2024年のサウル・サンチェス戦にかけて、3年間無敗で6連勝を果たしています。
2023年のビンセント・アストロラビオ戦では、WBOの世界バンタム級王座を獲得しており、この6連勝が決してまぐれではないことを証明していると言えるでしょう。
一度は完膚なきまでに叩きのめされたけど、そこから立ち直ってチャンピオンになるとは…
しかも、「3度目の正直」と言わんばかりに3度目の世界挑戦で悲願の世界王座獲得を果たしたんだね!
2022年のアストン・パリクテ戦では、「イノウエとの試合から学んだ」という右ストレートでパリクテ選手をKOしています。
井上選手に喰らったフィニッシュブローを自分の武器にするのはアツい!
こういった経緯もあってか、モロニー選手は井上選手へのリスペクトをたびたび口にしています。
ある海外のインタビューでは「僕はイノウエのファンだし、彼は『特別』なんだ」とまで語り、井上選手の試合を毎回欠かさず観戦していることを公言しました。
勝っても負けても素直に相手をリスペクトできる姿勢は「騎士道精神」ってやつなのかな
こういう人柄の良い選手は応援したくなるよね!
ジェイソンモロニーはKO率が凄い!
Australian Bantamweight Jason Moloney (21-1, 17 KOs) wins by TKO at the end of the seventh round against Leonardo Baez (18-3, 9 KOs)🥊
— Frontproof Media (@FrontProofMedia) June 26, 2020
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📸Mikey Williams/Top Rank @4mikeywilliams
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***TAG A FRIEND***
–#MoloneyBaez #TopRank pic.twitter.com/lTKmTzAHg4
ジェイソンモロニー選手はKO率70%で、軽量級としては高いKO率を誇っています。
ただし、2021年以降の6試合のうち5試合は判定決着となっていますね。
キャリア中盤まではKOの山を築いていましたが、井上選手に敗れて以降はKO率が低下傾向にあると言えるでしょう。
でも、KO率が下がった分試合運びはどんどん巧みになってる気がするよ!
ジェイソンモロニーの戦績や強さ・弱点も分析!
【雑学】ジェイソン・モロニーはプロで28戦しているが、サウスポーの選手とやったのはたった一戦だけ。相手は当時19勝3敗で江藤光喜選手との対戦経験もあるフィリピン🇵🇭のクリス・パウリノ。ちなみに5回TKOで圧勝した。(映像なし) pic.twitter.com/BffEWLoBGg
— 海外ボクシングマニア!🥊 (@kaigai_boxing) September 7, 2023
ここからは、ジェイソンモロニー選手の戦績や強さ・弱点を分析していきますね。
先程もお伝えしたように、モロニー選手の強さは総合力の高さにあります。
弱点らしい弱点が見当たらないモロニー選手ですが、モロニー選手の戦績を見ていると一点だけ気になることがありました。
それは、モロニー選手はキャリアでサウスポーと一度しか対戦経験がないということです。
そのため、モロニー選手の弱点はサウスポーとの対戦経験不足かもしれませんね。
もしかしたら、ここが勝負の分かれ目になる可能性もある…?
武居選手はサウスポーなので、モロニー選手思わぬ苦戦を強いられる可能性もあります。
ジェイソンモロニーの戦績を紹介!
A 12-round war…. and Jason Moloney comes out on top 🇦🇺#BeterbievvsSmith pic.twitter.com/1pFJP62lj9
— MAIN EVENT (@MainEventTV) January 14, 2024
ジェイソンモロニー選手の戦績をもう少し掘り下げてみましょう。
モロニー選手のプロ戦績は29戦27勝(19KO)2敗です。
プロでは29戦して、わずか2敗しかしていません。
しかもその2敗は、いずれもタイトルマッチで井上尚弥選手とエマヌエル・ロドリゲス選手という王者相手に喫したもの。
2023年にはWBO世界バンタム級王座を獲得し、すでに一度防衛に成功しています。
アマチュア経験も豊富で、双子の弟である元・WBA世界スーパーフライ級王者のアンドリュー・モロニー選手とともに、オーストラリア代表として2010コモンウェルスゲームズに出場しています。
いわゆる「アマチュアエリート」だったんだね!
テクニックが洗練されている理由が分かった気がする!
非常に経験豊富なベテラン選手ですが、サウスポーとの対戦経験が極端に少ないのはやはり気になりますね。
武居由樹VSジェイソンモロニーの結果!
Yoshiki Takei moved up 5 spots in the new WBO Rankings at 118 to #5 ahead of his title fight against Jason Moloney on 5/6 🥊🥊 pic.twitter.com/1EOhfaalUi
— Boog Williams (@Ovajay) March 14, 2024
武居由樹vsジェイソンモロニーの勝敗は武居選手が勝ちました。
個人的にはジェイソンモロニー選手の判定勝利と見ていましたが、武居選手のパンチ力が凄かったですね。
両者を比較してみましょう。
武居由樹 | ジェイソンモロニー | |
27歳 | 年齢 | 33歳 |
170㎝ | 身長 | 165㎝ |
173㎝ | リーチ | 170㎝ |
サウスポー | スタイル | オーソドックス |
8戦8勝(8KO)0敗 | 戦績 | 29戦27勝(19KO)2敗 |
100% | KO率 | 70% |
身長・リーチ・KO率といった部分では、武居選手が上回っています。
特に、KO率は驚異の100%で、軽量級においては例外的に高いと言えるでしょう。
バンタム級ではトップクラスのパンチ力で、一発で試合をひっくり返す力があります。
先述のように、モロニー選手はサウスポーが不得意な可能性があるため、サウスポーである武居選手は優位に立てる可能性もあります。
パンチ力を除けば、あらゆる面でモロニー選手が上回っているでしょう。
特に、テクニック面ではかなりの差があると思います。
難攻不落なボクシングスタイルで、一度ペースを掴むとそのまま試合を支配し続けるパターンが多いです。
モロニー選手がどこまでサウスポーに適応できるのかがカギになりそう
モロニー選手は強敵だけど、武居選手の一発が凄かったね!
まとめ
ジェイソン・モロニー選手がこの数ヶ月でなんか変わってない?と思われた方。
— hachiware (@shun19851225) March 12, 2024
正解です。
昨年6月に、世界王者になってすぐに植毛手術を受けました。
井上戦と直近のサンチェス戦では毛量がかなり違います。 pic.twitter.com/ykOCsoQRkS
この記事では、ジェイソンモロニー選手は強いのか、戦績と強さ・弱点を分析してきました。
- ジェイソンモロニーは強いのか?
- ⇒バンタム級最強の一角
- ジェイソンモロニーの戦績
- ⇒29戦27勝(19KO)2敗、WBO世界バンタム級王者
- ジェイソンモロニーの強さ
- ⇒なんでもこなせる総合力の高さ
- ジェイソンモロニーの弱点
- ⇒サウスポーとの対戦経験の少なさ
そして、対戦結果は、武居選手の勝利でした。