ルイスネリは強いのか?強さの秘密や戦績・スタイルに負け試合も分析!
2024年5月6日に、井上尚弥選手との対戦したルイスネリ選手!
「悪童」として、その問題行動ばかりに注目が集まるルイスネリ選手ですが、果たしてルイス・ネリ選手は強いのでしょうか?
これまでの戦績や、どんなスタイルで、どこに強さがあるのかも気になりますよね。
ルイスネリは強いのかなあ?
唯一の負け試合であるブランドン・フィゲロア戦の内容も気になります。
そこで今回は、
- ルイスネリは強いのか
- ルイスネリの戦績
- ルイスネリのスタイル
- ルイスネリの強さ(強み)
- ルイスネリの負け試合
などを解説していきます!
ぜひ最後までご覧ください!
Contents
ルイスネリは強いのか?戦績はどうなの?
🔥速報🔥アメリカで開催されたWBC世界S.B級王座決定戦、ルイス・ネリvs無敗アーロン・アラメダの試合結果は、ネリがジャブからボディ手数ででペースを掴み、ルイス・ネリが判定3-0(115-113, 116-112, 118-110)勝利を収めた。勝利したネリはWBC世界スーパーバンタム級正規王座を獲得 #NeryAlameda pic.twitter.com/KvP4fvI9y3
— ボクシングアート🥊🇯🇵一つとして同じものはない🔥 (@apa_Box) September 27, 2020
結論から言うと、ルイスネリ選手は強いです。
まずは、ルイスネリ選手の簡単なプロフィールからご紹介しますね。
名前 | ルイス・エステバン・ネリー・エルナンデス |
ニックネーム | Pantera(ヒョウ) 悪童 |
生年月日 | 1994年12月12日(29歳) |
出身地 | メキシコ合衆国バハ・カリフォルニア州ティフアナ |
階級 | バンタム級(53.5kg以下級) →スーパーバンタム級(55.3kg以下級) |
身長 | 165cm |
リーチ | 169㎝ |
スタイル | サウスポー |
プロ戦績 | 36戦35勝(27KO)1敗 |
獲得タイトル | WBC世界バンタム級王座(現在は剥奪) WBC世界スーパーバンタム級王座(現在は陥落) |
ルイスネリ選手の戦績は36戦35勝(27KO)1敗で、過去にWBCのバンタム級およびスーパーバンタム級で世界二階級制覇を果たしています。
2021年にWBA・WBC統一王者のブランドン・フィゲロア選手に敗れるまで、デビューから無傷の31連勝を記録していました。
しかも、そのフィゲロア戦でも序盤はネリが優勢だったんだよ!
現在は、WBCの世界スーパーバンタム級ランキングで堂々の1位にランクイン。
ドーピングや計量オーバーといった問題行動を繰り返す「悪童」のルイスネリ選手ですが、その実力は紛れもなく本物。
Pantera(ヒョウ)というニックネームの通り、相手を仕留めにかかる際の凄まじいラッシュには「動物的本能」を感じます。
まさに「生物的に強い」という言葉がぴったりなハードパンチャーですね!
ルイスネリが悪童と言われる理由は?
ネリの再計量は、バンタム級リミットを1.3kgオーバーの54.8kg。計量失格で王座剥奪。#shinsukeyamanaka #luisnery #boxing #weightin #ボクシング #計量 #山中慎介 #ルイスネリ pic.twitter.com/gqA3pK89LY
— 山口裕朗 foto finito (@FinitoYamaguchi) February 28, 2018
ルイスネリ選手が悪童と言われる理由は、なんといってもその問題行動の多さに尽きるでしょう。
以下が、これまでルイスネリ選手が起こしてきた問題行動の数々です。
- 2017年8月15日、山中慎介選手との初戦でドーピングが発覚
- 2018年3月1日、山中選手との再戦では1.36kgもの体重超過で王座剥奪
- 2019年7月20日、ファン・カルロス・パヤノ戦で0.23kgの体重超過(再計量でなんとかパス)
- 同年11月23日、エマヌエル・ロドリゲス選手と対戦予定だったが、0.45kgの体重超過により試合中止
- 日本では反省した振りを見せておきながら、メキシコのインタビューでは山中選手をこき下ろす
…などなど、とにかく挙げればキリがありません。
勝つためなら手段を選ばず、ためらいもなく反則行為に手を染める傾向が見られます。
山中選手との再戦後には、たび重なる問題行動を重く捉えた日本ボクシングコミッション(JBC)によりライセンスを剥奪されており、長らく日本では試合ができない状態が続いていました(※井上選手との対戦に際して2024年に解除)。
これはちょっと…人格については擁護のしようがないな
でも、実力はしっかりあるから干されないんだね
ルイスネリはKO率が凄い!
ルイス・ネリが2回にフロイラン・サルダールを3度ダウンさせてTKO勝ち。以前のティファナのトレーナーに戻って野生味も復活 pic.twitter.com/W4CRKiWoMr
— Daisuke Shindo (@DShindoT) July 9, 2023
ルイスネリ選手は、35勝のうち27勝がKO勝利で、KO率は77%。
ネリ選手は、ハンドスピードとパンチ力を兼ね備えた軽量級屈指のハードパンチャーです。
嵐のような左右の連打でこれまで数々の対戦相手をなぎ倒し、KOの山を築いてきました。
相打ちを恐れず接近戦を仕掛け、爆発的なラッシュで相手をねじ伏せる、とてもスリリングでアグレッシブなボクシングを見せてくれますよ。
いろいろと思うところはあるけど、毎回バチバチで見ごたえのある試合をしてくれるのは事実
ルイスネリの戦績やスタイル・強さに負け試合も分析!
「結果」ネリvsアローヨ
— pacman (@pacman2368) March 17, 2019
日本時間17日・バンタム級10回戦
前WBC世界バンタム級王者、ルイス・ネリvs元Sフライ級王者マックジョー・アローヨ
初回から圧倒的な強さでアローヨからダウンを奪い5R開始早々試合を諦め棄権
ネリは、6月にも次戦を予定
WBC正規王者ノルディ・ウーバーリとの対戦を希望! pic.twitter.com/x1dNOqLIdy
ルイスネリ選手の戦績は、37戦35勝(27KO)2敗です。
プロでは36戦してわずか1敗しかしておらず、驚異的な勝率を記録しているといえるでしょう。
そんなルイスネリ選手のスタイルはファイター型のサウスポーです。
オフェンスではハンドスピードとパンチ力を兼ね備え、ファイター型らしく爆発力があるところがネリ選手の強さですね。
その一方で、このように積極的なファイトスタイルのネリ選手は攻撃偏重でギャンブル性の高い戦法に陥りがちでもあるといえるでしょう。
ネリ選手にとって唯一の負け試合であるブランドン・フィゲロア戦も、被弾上等でゴリゴリに削り合う展開となり、徐々にスタミナが切れて失速したネリ選手はボディーブローでKO負けを喫しています。
ハイリスク・ハイリターンな戦い方なんだね
ファイター型のサウスポーか?
Apropos of nothing, on Showtime this weekend I saw Brandon Figueroa crumple Luis Nery with a classic solar plexus punch, scoring a one-punch body-shot KO, to unify 122-pound world titles. pic.twitter.com/xenZJW4Kq1
— Larry Hamel (@LPHAMEL) May 18, 2021
ルイスネリ選手はファイター型のサウスポー、つまり接近戦を得意とする左構えのボクサーということですね。
ガードの上からでもお構いなしに強打を当て、相手がグラつくと執拗に追いかけまわして連打を浴びせ続けます。
少しでも隙を見せると一気呵成に攻めてくるイメージ
被弾を恐れず近距離で左右のフックを振り回すルイスネリ選手は、まさにファイター型の典型だといえるでしょう。
裏を返せば、ラッシュ時にはディフェンスが甘くなる傾向があり、たびたびカウンターを被弾する場面も見られます。
まさに「やるか、やられるか」の精神!
負け試合では病院行きだった?
フィゲロア選手おめでとう!
— 梨の花休業中 日本とバイクと動物を愛する口の悪いおじさん。 (@07nashi_no_hana) May 31, 2021
無敗の悪童ネリを撃破! pic.twitter.com/q3wvxDKzPQ
ルイスネリ選手にとって唯一の負け試合であるブランドン・フィゲロア戦について、もう少し掘り下げて分析してみましょう。
序盤は接近戦で優位に立ったルイスネリ選手でしたが、中盤以降はフィゲロア選手の猛反撃をさばききれず徐々に失速。
最後は、激しい打ち合いの中で左ボディーを被弾し、悶絶KO負けを喫します。
試合後、深刻なダメージを負ったネリ選手は病院に直行することとなってしまいました(※結果、大事には至らなかったようです)。
この試合を分析してみると、
- 攻撃偏重でカウンターを被弾しやすい
- スタミナがなく中盤以降に失速しやすい
- ボディーが弱い
などといったルイスネリ選手の弱点が浮き彫りになってきますね。
極度の練習嫌いとして知られるネリ選手。
ルイスネリ選手のスタミナやボディーが弱点なのも、練習不足で体が十分に仕上がっていないせいなのかもしれませんね。
まとめ
📰シン・ドームおさえろ!#井上尚弥 VS. #ルイス・ネリ が実現したら大爆発間違いなしな理由☟
— 雷神坊主 (@RIZIN_bozu) December 27, 2023
✔︎ 井上史上初めて因縁深い対戦相手
✔︎ 日本でも知名度がある外国人
✔︎ 正義が悪をぶった斬り可能性が高い
✔︎ 悪童だけどちゃんと強い
☟
🇲🇽ルイス・ネリ
35-1-0 (27KO)
※元2階級制覇王者… pic.twitter.com/dSn1LBlaj1
この記事では、ルイスネリ選手は強いのか、戦績やスタイル・強さ(強み)、負け試合について解説してきました。
- ルイスネリは強いのか
- ⇒問題行動が目立つが実力は本物
- ルイスネリの戦績
- ⇒37戦35勝(27KO)2敗、過去に二階級制覇を達成
- ルイスネリのスタイル
- ⇒接近戦が得意なファイター型のサウスポー
- ルイスネリの強さ(強み)
- ⇒ハンドスピードとパンチ力を兼ね備え、爆発力があるところ
- ルイスネリの負け試合の分析結果
- ⇒攻撃偏重でカウンターを被弾しやすく、スタミナとボディーが弱点
井上尚弥選手とのタイトルマッチでは残念ながら負けましたが、井上選手からダウンを奪うなど世間を驚かせましたね。