プロレスとレスリングの違いは何?相撲との違いも!人気なのは?

テレビやネットのニュースで、レスリングで金メダル!という話題と、プロレスラーが華麗な技を決めた!という話題を目にすることがあります。この記事では、プロレスとレスリングの決定的な違いをルール、目的、歴史の観点から徹底解説します。また、相撲との比較や、それぞれの競技が持つ人気の秘密についても深掘りしていきます。
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根本的な違いは「競技」か「興行」
まず、プロレスとレスリングの最大の違いはスポーツかエンターテインメントの違いです。レスリングはルールに則って勝敗を競う「競技(スポーツ)」で、プロレスは観客を楽しませることを目的とした「エンターテインメント(興行)」となっています。
この根本的な違いを理解することで、それぞれの楽しみ方が大きく変わってきます。
アマチュアレスリング(競技)の特徴
私たちがオリンピックや世界選手権で目にするのは、一般的に「アマチュアレスリング」と呼ばれます。その起源は古代ギリシャにまで遡り、人類最古の格闘技の一つと言われています。ルールとしては純粋に相手より多くのポイントを取るか、フォール(両肩をマットにつける)して勝つこと。
厳格なルールと審判のもとポイント制で勝敗が決まり、主に全身を攻撃できる「フリースタイル」と、上半身のみで戦う「グレコローマンスタイル」の2種類があります。パンチやキックなどの打撃は禁止で「組む」「投げる」「抑え込む」技術を競います。
プロレス(エンターテインメント)の特徴
一方、プロレス(プロフェッショナル・レスリング)は、格闘技の要素を持ちながらも、観客に見せる「ショー」としての側面を強く持っています。目的としては、試合を通じて観客を熱狂させ、感動や興奮を与えることで勝敗だけでなく、「試合内容(ストーリー)」が重要視されます。
選手には「ベビーフェイス(善玉)」や「ヒール(悪役)」といったキャラクター設定(ギミック)があり、抗争やドラマが展開されます。チョップ、エルボー、キックなどの打撃技が認められ、ロープを利用した技や、場外乱闘などもプロレス特有の要素です。
プロレスとレスリングの大きな違い
プロレスとレスリングの大きな違いは2つあります。1つ目はロープの有無と空間利用が出来る所です。レスリングは円形のマットの上で行われ、エリアから出ると試合が止まります。 一方、プロレスはロープに囲まれており、ロープに振ってからの攻撃が出来ます。
またコーナーポスト最上段からのダイビング攻撃、さらにはリング外への場外ダイブなど、空間を立体的に使った派手な技が魅力です。
受ける美学と防ぐ美学
レスリングは相手の技を食らわないように防御し、いかに自分の技を決めるかが重要です。 対してプロレスには、相手の技をあえて受けることで自身のタフさを証明し、試合を盛り上げるという「受ける美学」が存在します。相手の技を引き出し、それを耐え抜いて逆転勝利する姿に、観客はカタルシスを感じるのです。
プロレスとレスリング、それぞれ内容は違いますがどちらも興味が沸く競技となっていますね。
日本の国技「相撲」との違いは?
では、日本の「相撲」はこれらとどう違うのでしょうか?相撲も相手と組み合って戦うため、広義の「レスリング(格闘技)」に分類されますが、日本独自の文化が色濃く反映されています。勝敗の決まり方は足の裏以外が地面につくか、土俵(円形のエリア)から出たら負けになっています。
レスリングやプロレスのように「抑え込む(フォール)」必要がなく、一瞬で勝負が決まることが多いのが特徴です。
人気だけだとプロレスが圧倒的?
プロレス・レスリング、そして相撲。それぞれに熱狂的なファンがいますが、人気の質や規模は異なります。興行規模やファンの数で言えば、プロレスが圧倒的で特にアメリカの団体「WWE」は世界中で放送され、莫大な収益を上げる巨大エンターテインメント企業です。
日本でも「新日本プロレス」などが再ブームを迎えており、熱血ドラマを好む男性ファンだけでなく、「プ女子」と呼ばれる女性ファンも急増しています。
レスリングの人気:オリンピックの華
レスリングは、普段の観客動員数という意味ではプロレスや相撲に劣りますが、オリンピックなどの国際大会では絶大な注目を集めます。特に日本は、女子レスリングを中心に「お家芸」としてメダルラッシュが期待されるため、国民的な関心事となります。
吉田沙保里選手や伊調馨選手のようなスター選手の活躍が、競技の知名度を支えています。
相撲の人気:日本の伝統と日常
相撲は、日本国内において老若男女問わず幅広い層に親しまれています。夕方のニュースで結果が毎日報じられるスポーツは、野球と相撲くらいでしょう。高齢者層を中心とした根強いファンに加え、近年は若者や外国人観光客からの人気も高まっています。
シンプルなルールゆえの分かりやすさ、15日間続く本場所のドラマ、日本の伝統文化としての格式が魅力の一つです。
格闘技のルーツと相互関係
実は、プロレスのルーツは19世紀のヨーロッパやアメリカで行われていた「キャッチ・アズ・キャッチ・キャン(Catch as catch can)」というレスリングスタイルにあります。これが「見世物」として興行化していく過程で、派手な技やギミックが追加され、現在のプロレスへと進化していきました。
そのため、プロレスラーの中には、カート・アングル(アトランタ五輪金メダリスト)や中邑真輔選手のように、アマチュアレスリングや格闘技の強固なバックボーンを持つ選手も多く存在します。
他の格闘技との比較も面白い!
プロレスやレスリング、相撲などを紹介しましたが、格闘技の世界は非常に奥深いものです。例えば、「相手の力を利用する」という点では、合気道や柔道も比較対象で、合気道と柔道の違いも興味深い所です。これらは護身術としての側面や、日本独自の精神性を強く持っています。
プロレス・レスリングや相撲にも有名選手が存在しますので、自分の好きな選手を決めて応援していきたいですね。
まとめ
今回はプロレスとレスリングの違い、そして相撲との違いについて解説しました。それぞれ目的もルールも異なりますが、「鍛え上げた肉体でぶつかり合う」という点では共通しています。違いを知ることで、それぞれの競技が持つ独自の「凄み」がより深く理解できるはずです。次に試合を見る際は、ぜひこれらの違いを意識して観戦してみてください。





